WellwaterConspiracy

AVEX(CTCR17036)


 

Wellwater Conpiracyは、グランジの有名バンド、サウンドガーデンのリズムセクション、Matt Cameron (Tad Dameron)とBen Shepherd  (Zeb)にモンスターマグネットのJohn Macbainが加わって結成された。93年に自分たちのレーベル、スーパーエレクトロからシングルデビュー。2枚目のシングルは、なんとGSのカヴァーの「Nati Bati Yi」(これはスパイダースの「なればいい」を、ブートアルバムで誤記されていたそのまんまのタイトルでカヴァーしたもの)と「すてきなサ
ンディ」のカップリング。このシングルは、限定で在庫切れだが、97年リリースのCDにもこの2曲が収録されいる。

ヘビーな音楽をやってきた彼らが、なぜ60年代の影響を受けたバンドを作り、またGSをカヴァーしたのかをメンバーのJohn Macbainにインタビューしてみました。本当は、もう少し掘り下げたかったところもあるのですが、このHPのために特別にインタビューに応じてくれたのでそのあたりは、ご容赦ください。

以下の訳は、友人のJ.J.FLASHさんがご好意で訳してくださったものです。




Q:日本のGSをどのように感じていたのですか?あなたが日本語でGS曲をカヴァーしたことに大変驚きました。あなたがGS曲をカヴ ーしたそのシングル盤は大変素晴らしいものでした。なぜカヴァーしようと思ったのですか?

ジョン:いつも感じてたことなんだけど、GS物は英米のガレージ/サ イケよりもずっと荒々しさがある。いつも最高のファズ・トーンを出し ていたし、ファズを使うことにも抵抗が無かった。出来上がったものは、 当時からすれば僕が耳にしたどんなものよりも遥かに時代に大きく先ん じていたと言えるね。

Q:あなたがカヴァーした45回転シングルを"Sandy"のオリジナル・シ ンガーの人に渡しましたら、彼はそのことにびっくりしてましたが、で もとても喜んでいました。ファズ・サウンドはお好きなのですか?

ジョン:僕がどんなにファズが好きか、どんなに話しても足りないくら いだよ。特にミュージック・マシンのファズ・トーンのファンだね。あ あいう音を出そうとしていたんだよ。特に、連中がファズトーンをまる でホーン・セクションみたいな感じで扱っているやり方が凄く気に入っ ていた。"Brotherhood of Electric" で使ったファズボックスはマッド ハニーのスティーヴ・ターナーから借りた自家製のやつさ。彼は日本の ファンから貰ったらしいよ。まるでゴールデン・カップスみたいな音で かっこいいだろ。「マッドハニー・ファズ」って呼んだらいいと思うね。 今まで聴いた中ではベストなファズだ。ユニボックス・スーパファズと モズライト・ファズライトが合わさったみたいな音に僕には聞える。

Q:あなたがGS曲をカヴァーしたシングル盤は大変素晴らしいもので した。私の大好きなもの一つです。ああした曲でのティーンエイジ・イ ノセンスを、特にヴォーカルの歌い方では、よく理解しているように思 います。ギターソロも本当に良い。もっとGSをカヴァーしてくれたら いいのにと思います。

ジョン:GS曲をもっとやりたいと思ってるよ。ひょっとしたら、僕達 の新しいレコードの日本盤のためになんてどうかな。

Q:それは凄い!GSのバンドや曲の中ではどんなのがお好きですか?

ジョン:僕が今まで聴いた中では、ゴールデン・カップスをフェイヴァ リットとして挙げたいな。今でもはっきり覚えてるけど、ペブルズのレ コードで出た"Hey Joe"を見つけた時は、彼らのヴァージョンのあまりに 凄まじさに身震いするほど興奮したし、慌てて友人のデイヴ・ウィンドー フスの家へ駆けつけて彼にも聴かせて、最後には、あらゆる楽器にかかっ てるファズとディストーションの嵐の前に大声で笑い出すしかなくて、 落ち着かなくちゃあって思ったくらいだったんだよ。いまだにファズ・ ベースのソロは聴くたびに新しい発見がある。個人的には、パンク・ロッ クとはGSで始まったものだと言えるね。

Q:「ヘヴィー」なバンドをいくつか長くやった後、Wellwater  Conspiracyが"Sandy"みたいなティーンエイジ・イノセンスの歌を選んだ のはなぜなんでしょう?他のメンバーが、彼らの過去のバンド(サウン ド・ガーデンとかモンスター・マグネットとか)よりも遥かにずっとベー シックな音楽をやったというのはなぜなんでしょう?

ジョン:それまでにやっていたバンドのことに関して言えば、サウンド が予期しない方向へ進んでいってしまうということに気がついたんだ。 「ヘヴィー」なバンドを作るのは簡単なのかもしれないが、どっちの   バンドとも長く続けすぎてしまった。ガレージ/サイケは昔も今もいつ   でも僕の好きなサウンドだし、だからWWCは愛の捧げ物なんだよ、バ   ンドへの、音楽への、あの時代のロックやポップ音楽のサウンド全てへ   の愛に満ちた捧げ物なんだ。もう一度言うけど、この場合キーワードは「イノセンス」だ。このことこそ音楽の歴史の中で二度と出会うことの出来ない地点なんだ。僕達の新作ではもう一度ガレージ時代に敬意を払うことを続けてもいるが、またしかし、七十年代初期のハード・ロック/プログレ・ムーヴメントの味わいもまた付け加えているよ。どっちにせよ、こういう種類の音楽は普遍的で、シンプルで、演奏していてとても楽しいんだ。

Q:日本盤CDに"Akka Raga"(ショッキング・ブルー)と"Late Night" (シド・バレット)をボーナスとして加えたのはなぜですか?

 ジョン:"Acka Raga"と"Late Night"を日本盤CDに入れたのは、ボーナ ス・トラックを要求されたからだ。手持ちの残り曲が無かったから、マッ ト・キャメロンやジョッシュ・ホーム(エクスーキューズ)と一緒にバ レットを曲を録音した。それが終わって、ショッキング・ブルーのレコー ドをかけていて"Acka Raga"がぴったしのボーナスになると分ったんだ。 ショッキング・ブルーの"At Home"は、多分今まででも最高のサイケ/ ポップなレコードだといつも考えていたからね。文句無しの録音だよ。 ヴォーカルも信じられないほどだし、曲も素晴らしいし、驚くべきミュー ジシャンシップだ。このレコードにはいつだって圧倒されてしまうんだ。  

Hitomi:どうもありがとうございました。


 
 
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