SPIDERS

ザ・スパイダース・コンプリート・シングルズ
THE  SPIDERS  COMPLETE  SINGLES
TECN-385878     ¥3,800 (3,619)    99.10.21発売

彼らがクラウン、ビクター、フィリップスに残したソロ作を含むシングルすべて収録!
全オリジナルジャケット写真を掲載したカラーディスコグラフィ付き

《 DISC 1》singles 1965 1968
1.フリフリ   
2.モンキー・ダンス   
3.越天楽ゴー・ゴー*   
4.トワイライト・ゾーン*   
5.ノー・ノー・ボーイ   
6.リトル・ロビー    
8.クライ・アンド・クライ(泣いて 泣いて)  
9.ヘイ・ボーイ   
10. ミッシェル   
11. サマー・ガール   
12. なればいい    
13. 夕陽が泣いている   
14. チビのジュリー   
15. なんとなく なんとなく  
16. ブーン・ブーン   
17. 太陽の翼   
18. 空の広場   
19. バラ・バラ   
20. ダンス天国   
21. 風が泣いている   
22. 君にあげよう   
23. あの虹をつかもう   
24. 恋のドクター 
25. いつまでも どこまでも 
26. バン・バン・バン    
27. あの時君は若かった   
28. もう一度 もう一度   
 

*MONO
 

《 DISC 2》singles 19681970

1.真珠の涙  
3.黒ゆりの詩   
4.ロックンロール・ボーイ   
5.ガラスの聖女   
6.風はいい奴   
7.涙の日曜日   
8.赤いリンゴ   
9.夜明けの二人   
10. コケコッコー   
11. ふたりは今   
12. 友を呼ぶ歌   
13. エレクトリックおばあちゃん  
14. いつわりの恋   

<BONUS  TRACKS> 
15. 明日を祈る/堺 正章  
16. なんでこんなに/堺 正章   
17. 人生はそんなくり返し/井上 順  
18. 本気で君だけを/井上 順   
19. どうにかなるさ/かまやつひろし  
20. つめたい部屋のブルース/かまやつひろし   
21. 俺もお前も人間だもの/田辺昭知   
22. わかっているよ/田辺昭知  
23. 悪魔のようなお前/堺 正章  
24. 月曜日はからっぽ  
 
 

スパイダース 全アルバム CD で 発売中!
Sheet
これは、ソノシート











GSという言葉のない時代から 日本のロックの道を切り開いてきた彼らの全アルバムが、テイチクよりにCD出発売中!
しかもすべてシングルやEP他 ボーナストラック付きなので、すでに再発LPを買った人も絶対に買う価値があります!また今回のCDのためにオリジナルマスターからリマスターしたそうなので音質も良好!
各2000円で 全CD、新しい解説と当時のライナーノーツ、年表もついてカラー写真も入っていて、今回の再発に対するスタッフ側の愛が伝わってきます。

どのアルバムも彼らならではのヴァラエティに富んだ内容で、いろんな宝石がつめこんである宝箱をあけるように楽しめます。

サイケなポスターにも注目

*『ザ・スパイダース・アルバムNo.1+No.2』(1stアルバムと2ndアルバムの2 in 1)TECN20387
スパイダース1は、全曲オリジナルによる日本初のビートアルバムで、GSブームがブレイクする前に作られたこのアルバムは、リバプール・サウンドに対抗して彼らが目指したトウキョウサウンドの結実。かまやつひろしの作詞による意味よりもロックとしてのグルーブを優先したシンプルな歌詞の「フリフリ’66」、ガレージの定番「ヘイ・ボーイ」ロックンロールの本質であるセクシャルなダブルミーニングの歌詞を無理なくメロディーに乗せた「ノーノーボーイ」、また「落ちる涙」「ビター・フォー・マイ・テイスト」など英語のオリジナル曲など力作が満載されている。 「しずかに」は、アルビノーニの「ブーレ」をモチーフにしたもので、66年にこんなおしゃれな曲を作った彼らが、後にプロコルハルムの「青い影」が日本ではやる前にいち早く注目したというのもよくわかる。
スパイダース2は、1から1ヶ月余り後の発売なので、ほとんど同時に制作されたと考えられ、全曲カヴァーのこのアルバムとオリジナルの1の両方を聴いてこそ初期スパイダースの全体像がつかめると思われるので 今回2in1のCDとして発売されるのは、大変 貴重なことだと思う。
あえてGSという枠の中でとらえずに1966年に日本のビートバンドがどうあったのかというのを知る上でも貴重な一枚。アルバム2では、ひとつの曲の中で英語と日本語の両方の歌詞で歌っているところもあり彼らの試行錯誤の後が伺える。そしてあきらかに英語で歌うほうがずっと活きがいいのだ。彼ら自身もこれを自覚した上で日本語のビート曲では、シンプルな歌詞をくりかえしリズムを優先するという手法を使ったようだ。このカヴァーを聴くことで、逆に彼らが、どういう視点でオリジナルを作ろうとしたかが、わかってくる。というのもこちらの方が後の発売だが、収録された曲の多くは、ライブでは、かなり前から演奏していた曲だからだ。演奏面では、特にB面のアニマルズのカヴァーは、圧巻!
このCDは、日本のロック史を知る上でももっとも重要な1枚になるだろう。

*フリフリ66  クラウン盤フリフリの英語ヴァージョンで、海外でもリリースされた。
*ノーノー ボーイ  もしかしてこれは、日本初のセクシャルなダブルミーニングの曲(少なくともロックとしては)
当時の日本のバンドのレベルを超越したソフィスティケートされた曲でもある。
*リトル・ロビー、*ロビーロビー
ロビーというのは、クックロビン すなわち駒鳥のことで、この駒鳥をイメージしたリズムを流行らせようとしていたらしい。
*ビター・フォー・マイ・テイスト 英語の詞は、東和映画の川喜多和子作。後年詞を変えて「午前3時のエレベーター」という曲に生まれかわった。当初は、「失恋の味」という日本語の曲だったらしい。これも海外リリースされているのでそれを意識して英語で録音したのかもしれない。
*ミスターモンキー
クラウン時代にモンキーダンスとして録音された曲で本来テレビ番組用(アマチュアバンドの対決番組でスパイダースは、番組のハウスバンドだった)作詞家になる前の阿久悠の処女作。
*ヘイボーイ  かまやつひろしが、Rストーンズにインスパイアされて作ったらしいが、ガレージの元祖、ルイルイ タイプの曲だ。
*ワンス・アゲイン 岩本梶子の作曲。彼女は、後にタイガースの衣装を担当したブティック ベビードールのオーナーで、また 当時のスノッブの溜まり場 キャンティの女主人。このキャンティを中心とした高感覚の情報網が、常に最先端を目指したスパイダースの情報源でもあった。
*落ちる涙
フィリップスと契約して楽器メーカーVOXの専属となったなったのでVOXのオルガンが効果的に使われている。
 
 

*『ザ・スパイダース'67/アルバムNo.3+6』(アルバム「ゴー・スパイダース、フライ・サベージ」より6曲をボーナス・トラックとして追加収録)TECN20388

前2作を得て、自分たちのサウンドがどうあるべきかわかってきた手堅い1枚。その一方でまだまだガレージ的な粗削りな魅力もある。本来ボーカリストであった井上孝之がトロッグスの曲を2曲カヴァーしているが、これが、原曲のもつ猥雑さを生かしていてなかなかの出来。また「孤独の叫び」における堺正章の絶叫するシャウトにも注目。私は、世界中のガレージバンドの「BOOM BOOM」を集めていますが、彼らのヴァージョンは、そのどれにも負けない出来!
ビーチボーイズに触発されたと思われる「サマーガール」では、当時のGSが苦手だったコーラスをびしっと決めている。また海外でも評価の高い日本初のサイケデリックナンバー「なればいい」も収録。
サベージとのスプリットアルバムからの音源は、今回初の再発になり、海外ブートにも収録され評価の高いオリジナルS.P.I(なぜかブートでは、クレジットが、サベージになっていたが)でインストバンドとしての彼らのほかのバンドとはちがうワイルドなざらざらした手触りのある演奏が聴ける。 またビーチボーイズばりのコーラスも魅力的!

spidersちゃんとこっちの写真も載っているのもうれしい!
*『風が泣いている/ザ・スパイダース・アルバムN.4+8』(サントラ盤「スパイダースの大進撃」全8曲をボーナス・トラックとして追加収録)TECN20389

アルバム4は、再発されるのは、全くの初めてだが、円熟期のスパイダースの魅力が、いっぱい。名曲「イブ」のおしゃれなセンスは、他のGSの追従を許さない。この曲で取り入れた雅楽の音階のエキゾティックな響きは、サイケデリックだ。またGSのオリジナル曲の定番ともいえる「バンバンバン」も収録。
サントラ盤「スパイダースの大進撃」は、EPで発売されたレア盤だが、「夜明けの太陽」「暗闇にバラを捨てよう」「メラメラ」といった名曲がありこういう形でCD化されるのは、快挙です!ハナモゲラ語や「ないごてか(なんとなく の 鹿児島弁ヴァージョン)」など、そしてアルバム4収録の「恋のドクター」のような ノヴェルティバンドとしての彼らの姿も楽しい。
 
 

*『明治百年、すぱいだーす七年+スパイダースNo.5』(2 in 1)TECN20390
スパイダース結成7年を記念して各メンバーの自作曲を収録した明治100年は、彼らならではのヴァラエティに富んだ内容。当時は、まだほとんど日本にはなかったトータルコンセプトアルバムに果敢に挑戦。そして各自の曲を配置することでそれが、単調にならずいろんな顔を見せている。
バリ島ロケで生のガムランや現地の音楽に触れたことが、良い影響をもたらしている「神の掟」その映画「バリ島珍道中」で歌われた「真珠の涙」アソシエイションに触発された「黒ゆりのうた」など新たな魅力がいっぱい。どんどん変わってゆく68年の海外の音楽シーンをすでに察知して自分たちなりの音をつくりあげている。
一方NO.5は、初の再発でカヴァー曲が中心になっている。「ハイヒールスニーカーズ」ガレージ定番のR&Bナンバー「イン・ザ・ミッドナイトアワー」での熱い演奏から「あなただけを」の絶叫、そして「花のサンフランシスコ」などしっとりした曲、ノリノリの「ディトリッパー」等 が収録されており 残念ながらレコードになっていない彼らのライブの雰囲気をここから伺い知ることができる。

ここでちょっと趣向を変えてジャケットの解説を
このイラストに描かれているのは、明治時代当時としては、画期的な12階建てエレベーター付きでいちやく名所となった通称 浅草12階こと陵雲閣。ふうん 当時は、たったの12階でも”雲をしのぐ”ほど高くおもえたのかあ。当時の人々は、エレベーターで上にあがり外の景色を見て、きっと出来た当時の東京タワーの観客の10倍は、おどろいたことでしょう。残念ながらこの建物は、関東大震災で倒壊し再築されることはありませんでした。
よく見るとこの明治の名所の窓からスパイダースの面々が、顔を出していますね。
 

*『スパイダース69+5』(「赤いリンゴ」「夜明けの二人」「コケコッコー」「ふたりは今」「友を呼ぶ歌」をボーナス・トラックとして追加収録)TECN20391
かまやつひろしが、一人で全部の楽器を担当した「ムッシュ&タロー」やアーバンブルーズのオリジナル「スタジオAM9:00」などシーンをリードしてきた彼らならではの作品や弟バンドテンプターズの松崎によるエキゾティックな旋律が魅力的な「ガラスの聖女」そしてノヴェルティバンドとしての面目躍如な「君想いし今宵」を収録した69となかなか聴くことのできなかった後期のシングル曲が一度に聴ける。
かまやつが、友人で事故死したレーサー福沢幸雄にささげた曲「ソー ロング サチオ」も、ありがちなマイナーな追悼曲ではなく、スパイダースの音楽情報源のひとつであった福沢にふさわしいおしゃれなシャンソン風の曲に福沢への想いを込めている。 この福沢は、レーサーと共にブティックも経営しておりよく海外へ出かけて新しい音楽情報の窓口でもありスパイダース8人目のメンバーとも呼ばれていた。
 
 

*『ロックンロール・ルネッサンス+6』(「明日を祈る」「なんでこんなに」「人生はそんなくり返し」「本気で君だけを」「エレクトリックおばあちゃん」「いつわりの恋」をボーナス・トラックとして追加収録)TECN20392
ラストアルバムであるこれは、74年ごろに再発されたことがあるが、今では、それすらプレミアがついている貴重な一枚。 ロックンロールのスタンダードナンバーを独自のアレンジで演奏している。 ファンキーな監獄ロックや仕掛けがおもしろいジェニジェニも良いが、井上順之の「ビーナス」「ボーン トゥ ビー ワイルド」もなぜか聴いているとくせになります。 このリアルタイムなヒット曲の方は、オリジナルに近いアレンジで演奏している。
 
 

レコードコレクターズ98年11月号(ミュージックマガジン社)は、スパイダース特集です!
(書店で注文又は、バックナンバー取り扱い店へ)

「七人で 世界に張ろう 蜘蛛の巣を」マチャアキ一句より

英文のスパイダースのヒストリーのページを作りました。奇特な方は、読んでいただけるとうれしいです。また事実関係のあやまり、追加情報など歓迎します。

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テンプターズ各アルバム 発売中

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 おまけ

これは、スパイダースの「なればいい」とカーナビーツの「素敵なサンディ」をカヴァーしたアメリカの今のバンド Wellwater Conspiracy のシングルです。最初600枚の限定でナンバー入りで自分たちのレーベルから発売されたこれは、(ちなみにこの写真は、なんとNo.1!)その後、彼らのアルバムに収録され現在では、日本盤のCDも発売されています。「なればいい」がNati Bati Yi と表記されていますが、これは、海外で出ているブートに「なればいい」が収録されたときにタイトルがまちがっていたのが、原因。

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